アドラーの教え〜嫌われる勇気〜

ちょっと前に読んだ アドラー心理学の本「嫌われる勇気」を久しぶりに思い返して投稿!

嫌われる勇気

 自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見一郎・古賀史健 ダイヤモンド社

それまではマイナーな部類だった「アドラー心理学」を誰にでもわかりやすく、身になりやすいように書かれた本。
目からウロコな考え方も出てくると思います。

「え〜、自己啓発じゃん。意識高い系(笑)」
と思っている人も一旦読むとどういうことかよくわかります。
意識高くても低くても、どーでもよくても。面白い。

以下、自分のまとめを記載。

世界はどこまでもシンプルである!!

「あなた」が世界を複雑なものとしているから「世界」が複雑に見える。
人は誰しも自らが意味付けをした主観的な世界に住んでいるから。
前提・・・人は変われる!!!

1. 目的論

過去の「原因」ではなく、今の「目的」を考える
我々は皆、何かしらの「目的」に沿って生きている
ex. 引きこもりが外に出たくないのは、「不安だから外に出られない」のではなく、「外に出たくないから、不安という感情をつくり出している」

アドラー心理学は、
フロイト的原因論(引きこもりが外に出たくないのは、「不安だから外に出られない」)には否定的。

アドラー心理学は、「目的論」と言われる。

トラウマを明確に否定

人は怒りをねつ造する

怒りとは出し入れ可能な「道具」
ex.ウェウターにコーヒーをこぼされたとき、「怒りに駆られて、大声を出した」のではなく、「大声を出すために、怒った」
大声を出すという目的が先にあったから、その手段として怒りという感情をねつ造した。

2. 不幸は、自分自身が選んだもの

「不幸であること」が自分に取っての「善」だと判断した

ライフスタイル(人生における思考や行動)を自ら選んでいる
変われないでいるのは、「変わらない」決心をしているから ⇒ そのほうが楽だから

幸せになる勇気がたりていない!

<重要なこと>
今のライフスタイルをやめる決心
これまでの人生に何があったとしても、今後の人生をどう生きるかについて何の影響もない
「いま、ここ」に生きるあなたが人生を決める

3.人間の悩みは、全て「対人関係の悩み」

内面の悩みなどは存在しない

劣等感は、「主観的な解釈」で、自分の手で選択可能

ex. 学歴が低いからこそ人の何倍も努力しよう  努力や成長を促す

優越性の追求 無力な状態から脱したいと願う普遍的な欲求

劣等コンプレックス

自らの劣等感を言い訳に使い始めた状態のこと
ex. 私は学歴ができないから成功できない

見かけの因果律

優越コンプレックス

 
あたかも優れているかのように振る舞う
ex. 権威付け、自慢

不幸自慢

 
不幸を武器に特別な存在であろうとする

健全な劣等感とは、「理想の自分」との比較から生まれる

我々は「同じではないけど対等」

「お前の顔を気にしているのはお前だけ」

「人々は私の仲間なのだ」と実感できていれば世界の見え方は全く違ったものになる

敵、ライバルだととらえないこと。

罵倒されたら、その人の隠し持つ「目的」を考える!

本気で腹が立った時は、相手が「権力争い」を挑んできていると考えること

人は、対人関係の中で「私は正しい」と確信した瞬間、すでに権力争いに足を踏み入れている

この時点で議論の焦点は「主張の正しさ」から「対人関係のあり方」に移ってしまう

自分が正しいと思うなら、他の人がどんな意見であれ、そこで完結すべき話

誤りを認めること、謝罪の言葉を述べること、権力争いからおりることはいずれも「負け」ではない

4. 人生のタスクをどう乗り越えるか p109

人生のタスクは3つに分けられる!

1、仕事のタスク
2、交友のタスク
3、愛のタスク

ひとりの個人が、社会的な存在として生きていこうとするとき、直面せざるを得ない対人関係 ・・・ 人生のタスク

1、仕事のタスク

 どんな種類の仕事であれ、一人で完結する仕事はない!(核にあるのは対人関係)

2、交友のタスク

 仕事のような強制力が働かない、もっと広い意味での友人関係 (難しい)
ex. 親友

3、愛のタスク(最も難しい)

 ⅰ恋愛関係 ⅱ家族との関係(親子関係)

乗り越えよ!!!

「人生の嘘」から目を背けるな

  様々な口実を設けて人生のタスクを回避しようとすること
ex. 嫌いな人がいる
 その人がどこかの段階で「この関係を終わらせたい」と決心をして、関係を終わらせるための材料を探しまわっているから、そう感じる。相手は何も変わっていない。自分の「目的」が変わっただけ
⇒ 世界はいつでも危険なところになりうるし、あらゆる他者を「敵」と見なすこともできる

4.承認欲求の否定

我々は「他者の期待を満たすために生きているのではない」

他者の期待など満たす必要はない ⇒ 他者の人生を生きることになってしまう

他者もまた、「あなたの欲求を満たすために生きているのではない」

5.課題の分離p140

我々は「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要がある そして、他者の課題には踏み込まない。

誰の課題かを見分ける方法はシンプル。

「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」を考える。

ex. 子供が勉強しないとき
 「勉強しなさい」と命じるのはNG それは子供の課題だから踏み込んではいけない

自らの生について、できることは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」

その選択について他者がどのような評価を下すのか.これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話。

ex. 「あの上司がいるから、仕事ができない」… 原因論
   「仕事をしたくないから、嫌な上司をつくり出す」「できない自分を認めたくないから、嫌な上司をつくり出す」… 目的論

6.自由とは、他者から嫌われることである

  嫌われている・・・あなたが自由を行使し、自由に生きている証。

他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない 
= 自由になれない!

嫌われる勇気

対人関係のカードは自分が握っている!!(課題の分離で気付く)

私が変わったところで変わるのは「わたし」だけ。その結果として相手がどうなるかはわからない、自分の関与できるところではない。

7.対人関係のゴールは「共同体感覚」

⇒他者を仲間だと見なし、そこに「自分の居場所がある」と感じられること

社会の最小単位「わたしとあなた」から考える

 自己への執着を他者への関心に切り替えていく
自己への執着 = 自己中心的

課題の分離ができておらず、承認欲求にとらわれている人も自己中心的

「わたし」は、世界の中心に君臨しているのではない。あくまで共同体の一員

「ここにいてもいいんだ」という所属感を人間は求めている

⇒共同体に対して自らが積極的にコミットすることで得られる = 人生のタスクに立ち向かう
「わたしはこの人になにを与えられるか?」を考えなければならない
所属感・・・自らの手で獲得していくもの

(共同体の範囲は「無限大」)

われわれが対人関係のなかで困難にぶつかった時、出口が見えなくなってしまったとき、まず考えるべきは「より大きな共同体の声を聴け」という原則

ex. 学校なら、より大きな「人間社会」と考えてしまう。

「横の関係」という概念

ex.<育成> ほめる or 叱る

・ほめてはいけないし、叱ってもいけない!
・ほめるという行為には、「能力のある人が、能力のない人に下す評価」という側面が含まれている ほめられることによって「自分には能力がない」という信念を形成していく
・ほめたり叱ったりするのは、背後には「操作」という目的がある
・同じではないけれど対等
・あくまでも課題を分離したまま、自力での解決を援助していく

横の関係に基づく援助・・・「勇気づけ」

8.勇気づけ

・一番大切なのは、他者を「評価」しないこと
 じゃあ・・・感謝の言葉を言う

9.横の関係

 意識の上では対等であること、そして主張すべき時は堂々と主張することが大切

10.共同体感覚

自己への執着を他者への関心に切り替えるために、
「自己受容」 「他者信頼」 「他者貢献」 の3つのキーワード

自己受容

仮にできないのだとしたら、その「できない自分」をありのままに受け入れ、できるようになるべく、前に進んでいくこと。 (自己肯定とはちがう)
 「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極める!
変えられないものを受け入れ、変えられるものを変える勇気を持つ!!

他者信頼

対人関係の基礎に懐疑を置かずに無条件の信頼を置くこと。
裏切るか裏切らないかを決めるのは他者の課題である

他者貢献

仲間である他者に対して、何らかの働きかけをしていくこと
 「わたし」を捨て、誰かに尽くすことではなく、「わたし」の価値を実感するためにこそなされるもの
 目に見えるものとは限らない

「10人の人がいるとしたら、そのうち1人はどんなことがあってもあなたを批判する。あなたを嫌ってくるし、こちらもその人のことを好きになれない。そして10人のうち2人は、互いにすべてを受け入れ合える親友になれる。残りの7人は、どちらでもない人々だ」

(ユダヤ人の教え)
どこにフォーカスを当てるのか???

対人関係がうまくいかないのは、どうでもいいはずのごく1部だけに焦点を当てて、そこから世界全体を評価しようとしている。 ⇒ 誤ったライフスタイル

11.幸福とは、貢献感である

12.普通であることの勇気

・わざわざ自らの優越性を誇示する必要などない。

13.人生とは、今この瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那

・われわれは「いま、ここ」にしか生きることができない = 刹那

・計画的な人生など、それが必要か不必要かという以前に、不可能

・「いま、ここ」が充実していれば、それでいい

・目的地は存在しない

・これは、「エネルゲイア的(現実活動態的)な人生」
「いまなしつつある」ことが、そのまま「なしてしまった」ことであるような動き
ex. 旅、登山

14.「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てよ

・過去も未来も見えなくなる

・もっと、「いま、ここ」だけを真剣に生きるべき。過去が見えるような気がしたり、未来が予測できるような気がしてしまうのは、「いま、ここ」を真剣に生きていないから。

・過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」には何の関係もないし、未来が銅であるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない

・エネルゲイア的視点に立ったとき、人生は常に完結している。

・人生における最大の嘘、「いま、ここ」を生きないこと

15.一般的な人生に意味はない。人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ。

・世界とは、他の誰かが変えてくれるものではなく、ただ、「わたし」によってしか変わり得ない

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